ninja250に乗ってたころの話 千里浜なぎさドライブウェイ
まだninja250に乗っていたころの話だけどせっかくだから記事にする。 石川県羽咋市千里浜町から8kmほどの海岸線を羽咋群宝達志水町までづく道で、日本で唯一の砂浜を走れる観光道路あるって日本の絶景ロード100という本で読んだ。 日本の絶景ロード100は沖縄から北海道までの名道を紹介している写真集で、ツーリングマップと同じくらいおすすめ。
2017年8月 弟を長距離ツーリングに引っ張り出して見ることにした!目指す場所は千里浜なぎさドライブウェイ。
3か月くらい前にバイク乗りデビューをして、まだ千葉県から出たこともない弟に声をかけた。私はぼっちで人と走るのが苦手なので「現地集合にしようぜ」ってことでバラバラに出発した。越後川口SAに到着したので弟はどこにいるのか連絡してみた。 どうやら途中で腹痛からのトラブルに遭遇したらしく、川越にいるらしい。 GWに四国に行ってからオイル交換をしてないし、仕方がないので新潟2りんかんに寄り道してオイル交換をしてきた。
とりあえず走るのは明日
さすがに新潟は遠すぎたため、北陸自動車道を移動中に弟と合流することができた。 1日目は金沢西ICでおりて3000円程度の安いビジネスホテルに宿泊した。千里浜までは距離がある。 街は大きいし宿も見つけやすいので、着いたら夜になっていた時は金沢東ICか金沢西ICでは悪くないなという結論になった。
のと里山海道
楽に向かう方法は自動車専用道の「のと里山海道」から行く方法で、千里浜なぎさドライブウェイは並走する形になっているため、南側から入るなら今浜ICでおりて、北側からのるなら千里浜ICがいい。あとで能登半島を回るために今回は今浜ICから入った。
千里浜なぎさドライブウェイを走ってみた感想
良い感じの写真も撮れた上に弟も楽しそうでなによりだった。砂が締まっているからとても走りやすく、オフロードタイヤじゃなくてもグリップして問題ない。 砂浜を走れる道路は世界でも少なくて、間違いなく貴重な体験ができる道路だと思う。爽快感がMAXだった。
砂浜に標識がたっている。
めりこまないようにサイトスタンドに敷くやつを持って行った方がいい。
海側から海水浴エリア、駐車場、走行車線って感じで分かれているように見えた。安全のためにか走行車線にはロープが張ってある。駐車場エリアは少し砂の締まり具合がやわらかいので、バイクの場合はサイドスタンドの下に敷くものがあった方がいい。できれば大き目の木の板とかにして、スタンドに取り付けるやつだと沈む可能性がある。
サンダルと水着も必要!
やはり海があったら入りたい。ヘルメットを外すのも忘れて突撃する人でもない限りはサンダルだけでもあった方がいいと思う。7月上旬から8月下旬までの海水浴シーズンなら、海の家もあって、コインシャワーもあるらしい。 これは本当に後悔していてサンダルも水着も持って行かなかったために綺麗だなーっと眺める事しかできなかった。
天気が悪いと規制がはいる事がある。
本当の意味での海辺の道路なので、大雨や強風の時は規制が入って通れなくなることもある。明日の状況などは答えられないが、現在の状況が知りたい場合は「石川みち情報ネット」か。石川県中能登土木総合事務所(0767-22-1225)に電話をかければいい。
イベントやオススメのタイミング
ただ晴れただけの日の夕方ももちろん綺麗だけど、5月から10月くらいまでイカ釣り漁船の漁火が一直線に並ぶらしくて、それがもう一つのドライブウェイに見えるらしい。 自分もまだ見た事がないので凄く見たいと思う。
SSTR
SSTRはサンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの事で、バイクの冒険家である風間深志さんが作ったラリーイベントで、日本列島東海岸から千里浜を目指すツーリングラリーのこと。 今年のエントリーは3月3日で、5月25日、5月26日に開催していた。自分もまだ参加したことがないんだけど、参加してみたいと思ってる。どうせ千里浜を目指すなら、これに参加した方がいいと思う。
サンドアート
5月下旬から11月ごろまで、砂で彫刻を作っているらしい。10月くらいに行けば完成している彫刻が見られる。2メートルくらいある大きなものもあるので、迫力があるとか。道の駅「のと」にも展示しているらしいので、好きな人はそっちも見に行ってもいいと思う。
千里浜がかかえる問題
これは季節や天気がという問題じゃないんだけど、ずいぶんまえから千里浜の砂浜が後退している問題がある。石川県も千里浜再生プロジェクト委員会を立ち上げて対策を取っているらしい。毎年1mずつ小さくなっていく砂浜は1994年に50m、2011年には35mになっていた。
再生プロジェクト委員会の努力が実をむすんで砂浜の消滅を免れることが一番だけど、もしかしたら今とはまたちがった形の砂浜になってしまう可能性もある。ここに限らず今ある景色がこの先も永遠に残り続ける保証はないってことだと思う。
少しでも気になる場所は行けるときに見に行こう。
北海道の海水による浸食の様子がわかるトドワラもそうだけど、行ってみたら姿かたちが全然違った。 って事がある。いつか行ってみたいと思っている場所があるなら、なんとか時間をつくれるのなら、できるだけ早く向かってしまった方がいいと思う。