世界最大の油彩画を見に行ってきた。北海道のマイナースポット、太陽の森 ディマシオ美術館。
毎年のことだが、そろそろ梅雨がやってきて暑いうえにジメジメするようになる。 梅雨もなくて涼しい場所といえば北海道だ。 それなのに今年の北海道はすごく暑いらしく佐呂間では5月にもかかわらず35.2度を記録したらしい。 そういうわけで旅の思い出にもなるし、雨が降っても暑くても大丈夫な美術館を一つ紹介したい。
世界最大の絵画
北海道 日高地方 新冠郡にある「太陽の森 ディマシオ美術館」は2008年に廃校になった新冠町立太陽小学校を美術館に改装し、フランス幻想絵画の巨匠ディマール・ディオシオさんの絵画を展示している。
ディマシオさんの絵画はどれもサイズが大きく、タイトルがない。 絵画にタイトルをつけてしまうと個性と想像力がそこなわれてしまうからだそうだ。 そしてこちらがディマシオさん最大の力作。 高さ9メートル幅27メートル世界最大の油彩画で、1997年にカルタゴ大聖堂で公開されて以来、大きすぎる為に一切公開されることがなかった作品。 絵画の四方を鏡面で囲ってあり、そうすることによって完成するようになっている。 そのため実際には絵画以上の大きさに見える。 絵画正面には立つことができ、そこから鏡面部分を見るとこんな感じになる。 小さくてわかりにくいかもしれないが、上を見上げている緑の服をきているのが私。 この絵画がどれだけ大きいかわかりやすいと思う。
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美術館にはレストランも併設されている。
11:00から14:00までの3時間だけの営業だが、レストラン アトランティスも併設されている。 メニューは数種類のパスタと自家製のガトーショコラ。 ソフトドリンクとアルコールのほかにタピオカドリンクやコーヒーもある。 モッツァレラチーズとバジルのトマトソースパスタを注文した。 パスタはどれも1000円でスープとサラダ付き。 店内の様子はこんな感じで、美術館のおまけではなくしっかりとした飲食店だった。
世界一の絵画の感想。
今回はメインの一番大きい絵画の写真のみだが、他にも沢山のディマシオさんの作品が展示されていた。 そのまま展示されていると情報量が多すぎて圧倒こそされるが理解はできなかったが「光と音のプログラム」により、ライトアップと音が入ることによって違う惑星や遠い未来や過去の物語でも見ているかのような気分になる。 一枚の絵画を物語として認識するような貴重な体験だった。